「奥三面遺跡(縄文遺跡)」行(序)と「岩上(がんじょう)」と「伊和神」「伊波神」と「役小角(役行者)」
先日、やっと「奥三面遺跡(縄文遺跡)」に行くことができました。
通行止めの一部が解除されたのです。
その日は大雨で、出かけるのも午後を過ぎていて…どうするか迷ったのですが…
でもこの機会を逃すと、またしばらくは行けないので…
夏至の前だから、雨でも18時頃までは、かろうじて明るいだろうと…
なんとか間に合ってほしい
行けるところまで、行ってみよう
車をとばして…
そして…たどり着きました。
でも…結論から言うと…
日が暮れる寸前に、なんとか着いたのですけれど…
私は…「奥三面遺跡」には…行けませんでした。
時間切れ…ということでもありましたが、
…あまりに凄いところで…足がすくんで…先に進めなかった…
というのが本当のところ…です…
こんな「山」があったのですね。
私は…生半可な気持ちでは…行けないところです。
雨は小雨になったのですが…日が沈む頃の山。
深い深い谷…
下に流れる「川」とダムによって貯められた「水」。
その高度差、深さに…ちょっと眩暈がするような…
「畏怖」
そう…畏れ多い…そんな気持ち…です。
その「山」へ向かう、入り口のところで…
すでに私は…ただならぬものを感じていました。
「三面川」
なんて凄い「川」なのでしょう。
なみなみとした水量。
…この「川」を…あの「山の木々」でつくった「丸木舟」は渡っていった…
確かにそう思えます。
ええ、そうだったはずです。
ここから「海」へ
そして「海」からこの「山」へ…
写真から伝わるかどうか…
まず、この「川」に…私の心が掴まれてしまって…
その「三面川」の、そのずっと先にある、雨の靄のなかに隠れた「山々」が…
「奥三面遺跡」があったという「山」です。
途中のキャンプ場までは行ったのですが…
(そこは、「奥三面遺跡」にたどりつくための…入り口からまだ1/5ほどの行程のところです)
…もう、そこまでで、私の心がいっぱいいっぱいになってしまって…
その先には進めませんでした。
何と表現したらいいのかわかりませんが…
深い…深い「谷」。 深い…深い「山」。
そこに、のみ込まれたら…帰って来れなくなりそうな…
…「畏れ」…
一人では行かない方がいいのか…
一人で行くなら…昼間のほうが良さそうです。
途中で「時空」が変わって…
本当に帰って来れなくなりそう(笑)
…怖い。
この「ただならぬ」気配は…ちょっと今まで経験がないのですが…
だからこそ、やはりここは…
今まで私が探してきたものと…深く関わる場所…なのだと…思います。
まだ近づく前から…すでにこうなのですから…
現地へ行ったら…私はどうなってしまうのだろう?
でもきっと…今は「ダム」のなかに沈んでしまっていたとしても、
「奥三面遺跡」のあった場所へ行けば、何かがわかるのだろうと…思います。
「奥三面遺跡」のアチヤ平遺跡からは、「環状列石」が見つかっていますが…
この「環状列石」と「祝瓶山」「大朝日岳」は…きっと関連する…
…そしてそれは、「賀茂別雷神社(上賀茂神社)」の「岩上(がんじょう)」を磐座として祭祀をしていた人たち…それは「鴨氏」? なのでしょうか?
…その人たちとも…繋がっていく…
私は、(このブログのはじまりでもある)伊豆山神社の「山」で、
ひとりの「姫」と「すれ違った」と…このブログの表書きに書いていますが…
…そう、その「姫」と「出逢って」はいないのです。
「すれ違った」…それは「残像」…
たぶんですが…その「姫」は…もう…そこには「いなかった」のです。
でもなぜ「感応」したのか…
…それはきっと、その「姫」を「想う」「慕う」…その人の「思い」を私は感じたのです。
伊豆山神社の「石の祠」。
でも…その「石の祠」が重要なのでは…ないのです。
…その「石の祠」のところまでたどり着いたのだとしたら…
…きっと、その「石の祠」とは「別」のところに…「心」が行くはずです。
そこから…私は「役小角(役行者)」の「思い」を感じ取ったのだと…今ではそう思っています。
…そこから「青い姫」と…繋がるのだろう…
「修験者」
…その人たちが「祝瓶山」と名付けた…
…そして…この「奥三面遺跡(縄文遺跡)」に関わる「山」に、その名をつけた…
その理由が…きっと…ある。
「祝瓶山」…「岩上山」…「岩神」「磐神」「巌神」…「伊和神」…「伊波神」…
「鴨氏」は…「岩神」を祀っていたのでしょうか?
…でもね…なんとなく…なのですが…
元々この「岩上(がんじょう)」で行われていた祭祀は…今とは違ったと…思うのです。
または…今行われている祭祀の…表向きとは違うものが…あるのかも…しれません。
その京都の「岩上(がんじょう)」での祭祀と…
東北の「祝瓶山」という山とその麓にあった「奥三面遺跡(縄文遺跡)」の人々とが…
つながるのだと…
最近の…このブログの流れをみると…
………私にはそう…伝わってくるのです。