機織姫を探して…

今、私はひとりの姫を探しています。 その姫と…私は伊豆の山ですれ違ったようです。 …それからいろいろなことがつながり始めました…

「欲に目が眩んだ人々」…「青い姫(イワヒメ)の哀しみ」…「消された青い姫(イワヒメ)」…「『雨月物語』の『吉備津の釜』」…「鉄」…

 

「グレー」色…

「モヤ」がかかったように…その場が、霞んでみえる…

 

それは「人」が生み出した「欲望」の「塊」…

…何が何でも「自分」が「手」にしたくて…

「自分」が「特別」で…ありたくて…

 

目の色が…目の奥が…違う…

…何かに取り憑かれたように…なっている…

 

 

時々私は、そういうものを見る時があります。

「霊」ではないですよ(笑)

実際のこの「空間」や「生身の人間」に対して…です。

 

初めは「何だろう?」「私の目の調子が悪いのかな?」と思って、目をパチパチしてみたのですが、そうではないことが…わかり…

 

それは…その「人」から溢れ出す「もあっ」とした「暗い暗い想念」なのだと…

それが分かった時…

「人の心」というのは「恐ろしいなぁ」…と、思いました。

 

 

「心」というのは…本当に…その人をあらわしますね。

日々、どんなことを考えて過ごしているのか…

「人の心」のなかというのは、普段は見えませんが…本当に様々なのだと…驚いたことがあります。

 

この「古代史」を調べているなかでも…何か取り憑かれたようになって、周りが見えなくなっている人を時々見かけます。何がそうさせるのでしょうね…

何か「自分が特別」でありたいようですが…

 

誰のなかにも「DNA」という…「これまでの人類の遺伝情報」があるのだから…

私は誰でも「古代史」の記憶を思い出すことはできるのだと…思っています。

 

「嘘」

「卑怯」「卑劣」

「だます」「ねたむ」「ごまかす」…

 

なんだか、そういうことは…

元々この日本列島に住む人たちには、なかった「感情」だと思うのです…。

私が「直感(直観)」で古代をみていても…そういうことを感じないからです。

 

「気持ちがまっすぐ」で、「心情を思いやれる」…そういうものを感じます。

…だから、草木や風などとも…通じ合えるのだと…思うのです。

 

…それが「日本人」の「心」…「魂」…

 

「青い姫(イワヒメ)」を知りたいのなら…その辺りを理解できないと…難しそうです…

 

 

「青い姫(イワヒメ)」の「哀しみ」…

…なんだか…私は…わかるような…気がします…

 

 

私が「グレー」色に感じる場所…

それは「播磨」や「吉備」の、あのあたり…

 

以前にも、このブログ内やコメント欄で少し書かせていただきましたが…

2016年に「翠榎」さんという方とコメントをやりとりしていた時に、

私があの「赤い石」の話とともに…「姫」や「目尻に入れ墨のある勇者」の話をすると、「翠榎」さんは「瀬戸内海(播磨・吉備)の出来事」について教えてくれたことがあります。

…それで、私はその時初めて「播磨」「吉備」を意識してみたのですが…

 

でも、「モヤ」がかかって…「グレー色」に「霞んで」いて…よくみえなかったのです。

「あ、これは、何かある…」と思いました…

 

「私には…見せないように…しているんだ…」

 

なんとなく、それだけは…わかりました。

 

「深い、深い、哀しみ」…

「青い姫(イワヒメ)」の「哀しみ」…

 

そう…きっとここで…いろんなことが…変わってしまっている…

 

「欲」に目が眩んで…

目の色が変わってしまって…何かに取り憑かれたような…人々…

その「人」たちが…「青い姫(イワヒメ)」を…消してしまった…

 

そう…この場所は…「一癖も二癖も」あり…私は「手強い」と…思っています。

たくさんの「欲望」と「思惑」が入っている場所だと…感じています。

…だから…ここは考えない方がいい…

惑わされそうな気がするから…

 

でももし考えるとするなら…その考える材料として… 

…私は、一冊の「本」を思い出します。

 

私が小学校5年生か6年生の頃…熱を出して何日か寝込んでいた時…

だんだん私は退屈になってきて、母に「怖い話の本を買ってきてほしい」と頼んだことがあります。その頃、「学校の怪談話」など流行っていた時だったと思うのですが…

そうすると、母が買ってきたのは古典文学全集の『雨月・春雨物語』(上田秋成)でした(!)

「え~、古典だよ…」私は期待していたものとは違っていたので、文句をいいましたが、母は「これも面白いから、一度読んでごらん」というので、しぶしぶ読み始めましたが…

本当に面白かったのです(笑)…

 

今も手元にあるのですが…とても懐かしいです…

 

「白峰」「菊花の約」「浅茅が宿」「仏法僧」「吉備津の釜」…

 

(なんと…いろいろヒントがあることか!小学生の時に…なぜこの本と出逢っていたのか…とても不思議に思いますけれど…)

 

このなかでも、特に私の「心」に残っていたのは『吉備津の釜』なのです…

怨霊となった妻の「磯良」から逃れるために、お札を貼って家に籠っている夫が、陰陽師から言われた期日の最後の日、もう朝となって終わったと喜んで外に出ると、それは満月で明るかっただけでまだ朝ではなく…悲鳴と血だまりだけが残っていた…というところが、その当時とても怖ろしくて、今でも印象に残っているのだと思います…

 

この「雨月・春雨物語」のいろいろな話を読むにつれて…私は「人」の「心情」や「情け」などを感じていたのだと思いますが…

 

この「人」の「心のありよう」も…

何か「播磨・吉備」での「青い姫(イワヒメ)」を取り巻く出来事を想像するときの…「ヒント」になるような…気がしています。

 

 

そして…先日、「みちひ」さんからコメントをいただきましたが…

「鉄」という視点…

 

ええ、「鉄」!…なんというタイミング!

 

私も実は…まだこのブログには書いていませんが、「縄文時代にも、『製鉄』の跡はないのだろうか?」ということを考えています。「伊豆山」で「青い姫」とすれ違い、「古代史」を調べ始めたとき…鎌倉の海では「砂鉄」が採れることを知りました…それから少しずつ「鉄」についても調べています…

 

でも、「鉄製品」が作られていたとしたら時が経っても「残っている」だろうと勝手に思っていたので、これまでの縄文遺跡から「鉄製品」が出ていないとなると…縄文時代、「鉄」はなかったのだろうと思っていましたが…

「褐鉄鉱製鉄」の鉄器はさびやすく、残らないのですね…

(『古代の鉄と神々』読んでみます!ありがとうございます!)

 

 

「播磨・吉備」について…「翠榎」さんから「鉄」をめぐる「話」を…私は聞いています…

 

ですので…きっと…

「播磨・吉備」という場所に…私が感じる…「人」の「欲」…とは…

 

「鉄」をめぐること…

 

なのだと…思っています…

 

 

「青い姫」が「イワヒメ」だとわかった…「祝瓶山(伊波比加咩山)」…

 

私が「祝瓶山」にたどりついたきっかけは…

「貧血」のために…病院に行った帰りに寄った…「大沼の浮島」からでした…

 

「貧血」とは…

「鉄」が足りない状態のこと…ですもの…ね…(笑)