『わだつみのいろこの宮』…描かれた「青い姫(伊波比咩)(イワヒメ)」…この「日本列島」の「創世記」…
きっと…みなさん…
今、それぞれが手に持っている古代史の「情報」は…
同じもの···なのです。
前回ブログに書いた、
「青木繁」の『わだつみのいろこの宮』の絵も…『大穴牟知命』の絵も…
「山幸彦」「海幸彦」や「古代史」に興味のある方なら…
一度は、ご覧になってきているはず…です。
探し出すのに、難しいものではありません。
ネットでもすぐに出てきます…
…だから…見ているもの、手にしているものは…
みんな「同じもの」なのだと···思うのですが…
そこに「何」を「読み取るか」…
なので…しょうね…
私も…これまでに…
『わだつみのいろこの宮』や『大穴牟知命』の絵を…見ていました…
…でも、その時は…「気にはなった」のは確かですが…
まだ…わかってはいませんでした…
でも…今だから…わかりました…
このブログに書いているような「流れ」をたどってきたからこそ…わかるのです…
「青木繁」…
この画家のことを、まだ私は、詳しく知りませんが…
…なぜこの人に…つながっていったのかも…今では…わかります…
私が「青い玉」を拾った場所で…
「青い姫」が「伊波比咩(イワヒメ)」だと…わかったところ…
その場所は「青木野」と言われていたのだそうです…
五所神社縁起書によれば、天武天皇の治世、白鳳8年(7世紀末)、朝日嶽、岩上嶽(祝瓶山)に役行者が参籠修行し開山したという。その後、聖武天皇の治世、天平3年(731年)、川口寺が建立され、宝亀5年(774年)桑沢口に岩上寺が建立され繁栄し、その繁栄は約400年続いた。天喜年間(1053年 - 1058年)、前九年の役(源義家と、安倍貞任の兵乱)により朝日、岩上の霊地は衰退の一途をたどっていた。
その後、再び出羽国を訪れた源義家は、寛治4年(1090年)当麻秀則を遣わし、祭地青木野に朝日岳大日霊貴命・月ヶ峰月読命・岩上別雷神・小朝日金山彦命・三渕建御名方命の五ヶ所の尊霊を移し合祭したのが朝日山五所大明神である。この時から地名も五祭所と改められ、一郷の産土氏神として奉斎し、当麻秀則に永く留まらせ、祠を守らせたとある。
今でもその辺りには「青木」さんという方が住んでいらっしゃいます…
そして…「祝瓶山」の「祝」という文字は…
「祝」→「いわい」の他に…
「はうり」「はふり」「はぶり」「ほう」「ほうり」「ほぎ」「ほふり」「ほほり」…
という読み方もあるそうで…
「祝」→「ほうり」→「ほおり」→「火遠理命」→「山幸彦」…
という、とらえ方も···できそうです…
そして…『わだつみのいろこの宮』には…「瓶」も描かれていますし…
そして何より…「御手洗(みたらし)」が描かれていたのには…
…本当に驚きました…
今、このタイミングで…再び…この『わだつみのいろこの宮』を見たからこそ…
…この「絵」を…理解できたのだと…思っています…
…ええ、『わだつみのいろこの宮』の「右下」にいらっしゃる「女性」…
この人が…「青い姫(伊波比咩)(イワヒメ)」です…
「青い服」を着ています…
これはきっと…「露草(月草)(鴨頭草)」で染めた…「淡い青色」…
「赤い」首飾りを…つけています…
…ええ…きっと…あの「赤い石」にも…つながる…のでしょう…
この「淡い青色」の服には…
「天女の羽衣」のような…「ひれ」も描かれていますよね…
…だから…
私には、この右の「女性」のほうが…
「高貴」であり…「姫」…なのだと…思うのですが…
「定説」では…
左の人が「豊玉姫」で…右の人が「侍女」…なのだそうです…
「青木繁」本人は…どのように、説明されているのでしょうね?
…もしかしたら…本人自身も…よくわからなかったのかも…しれませんが…
でも私には…この「絵」は…とても「理解」できるのです…
ええ…まさに…「青い姫(伊波比咩)(イワヒメ)」を…描いています…
これまで、このブログに書いてきた「風景」が…
ちゃんと…描かれている…では…ないですか…
「桂の木」
「勇者」
「青い服をきた姫」
「赤い石」
「赤と青」
「御手洗(みたらし)」
「祝」
「瓶」
「淡水」
などなど…
…これからも…まだまだ…読み取れそうです…
まだこのブログには、書いていませんが…
「鱗(うろこ)」は「汽水域」… そして「北条」…「鎌倉」…「源頼朝」「源義経」とも…つながっていきます…
ええ…きっとこれは…『古事記』を元にしながらも…
「心象」で…描いているから…です…
だからこそ、「芸術」などの「インスピレーション」というものは…
「凄い」と思うのです…
これは「山幸彦」と「豊玉姫」の「絵」では…なくて···
「青い姫(伊波比咩)(イワヒメ)」と「目尻に入れ墨のある勇者」との…
あの…出逢いの場面…なのだと…
私は…感じます…
この『わだつみのいろこの宮』の「絵」の解釈をめぐっては…
やはり、この「絵」は「海」のなかのようには見えない…とか…
「山幸彦」をみつめる「豊玉姫」の「目線」がよくわからない…などの意見があって…
…結局、この「絵」は評価されず…
「青木繁」の運命も大きく変わり…その4年後、亡くなるのだそうですが…
その解釈は…『古事記』の「山幸彦」「豊玉姫」で考えてしまっているからで…あって…
…もしかしたら…
…『古事記』の記述が…「間違っている」のであって…
「青木繁」が「心象」で受け取ったもののほうが…正しかったのだとしたら…
…どうなので…しょうね…?
『大穴牟知命』の「絵」も…
三橋節子さんの『湖の伝説』も…
私は…二人とも…同じようなものを…みていた…と思います…
…私も…同じものを…感じています…
ストーリーが描かれつつあります…
「青い姫(伊波比咩)(イワヒメ)」をめぐる…
この「日本列島」の「創世記」…
それを…伝えていきたいと…
思って…います…