「三橋節子」「加清純子」と「林泉寺の姫」
最近、心がざわざわとして落ち着きません。
出雲で地震があってから…
そして昨日の霧島連山の硫黄山の噴火で…今朝はまだ暗いうちから目が覚めてしまいました。
うつらうつらとしながら考えていたのは…また、三橋節子さんの『湖の伝説』のこと。
そして…最近の、この私の頭の中でつながっていくことを「書かなくては…」と思ったのです…。
でもね…書こうと思っても、うまく書けないのです…。
なんども書いては…消し、書いては…消し…。
そうか…うまくまとめなくてもいいのね…。そのままを書けばいい?
わからないかもしれないけど…伝わる人には伝わる…
業務連絡ね(笑)
結論は…三橋節子『湖の伝説』そして『阿寒に果つ』の加清純子。そして「林泉寺」の「お船の方」と「仙洞院」と「上杉家にまつわる『姫』たち」…これらがつながるはず…。
米沢藩上杉氏の菩提寺で、直江兼続の菩提寺でもある「林泉寺」。そこに私はずっと行きたいと思っていて…このあいだようやく行けたのです。
すると…そこは、本当は「姫」さまたちのお寺だそうで…そこにあった「天蓋」は…その「姫」さまたちの「着物」を短冊状に切り取り、垂れ下げ、ぐるりと一周まわって飾られているものでした。
色は褪せていましたが、刺繍がほどこされ、とても美しいものでした。
その「古布」をみてから…私の心はざわざわとし出したのです。
「伊豆山」で「姫」に感応した後の…久しぶりにそんな感じです…。
「仙洞院」「上杉家の姫たち」「お船の方」…も「青い姫」の系譜?
…そのざわざわした心で思い出したのが、三橋節子さんの「絵」…
久しぶりにみて…「あ!」っと私が気になった「絵」は、三橋節子さんがガンになり、右腕を切らなくてはいけない…その手術を待つ間に描き上げた『湖の伝説』(昭和48年1月)という「絵」。
湖のほとりで、朱色の着物を着た女性が子どもを抱き、その足元には「鴨」が腹をみせて死んでいる…。
画集を取り寄せて調べてみると…節子さんがその手術をする頃に夫は「琵琶湖にはたくさんの伝承があるけれど、それを描いてみたら…」とすすめたそうです。それで調べ始めて一連の「琵琶湖の伝承」にまつわる「絵」を描きだしたそうですが…
私が気になったその『湖の伝説』は、まだそれを調べ始める前、「琵琶湖には昔からのたくさんの伝承がある…」ということを聞いただけの、節子さんの「心象」で描いた「絵」なのだそうです…。
なるほど…。でもとても深く…とらえていると思います。
この「絵」をみると…私の心はまたざわざわします。
梅原猛さんも…同じようなものを受け取ったのではないでしょうか…梅原猛さんの解説も秀逸です…。
その後になぜか…『阿寒に果つ』。
加清純子という人の人生も興味深くて…時々私は思い出します。
なぜ今、「三橋節子」と「加清純子」なの?
「琵琶湖」と「阿寒湖」…「湖」のつながりなのだろうか…。
その「湖」にまつわる…「女」。 …「巫女」。
(あれ?空海の「海」は…もしかして「湖」のこと?)
天女の衣をかけたという「アカメヤナギ」。
「ヤナギ」→「柳」→「リュウ」→「龍」だとしたら…「赤目龍」。
「ヤマタノオロチ」…なのかもしれない。
こうした流れのなかで…
「渡来人」…ではない。なぜか強くそう思うのです。
日本列島の歴史を…縄文よりも昔から…もっともっと調べたほうがいい。
すべてがすべて「渡来人」によってもたらされたわけではない…。
いたはずです…日本列島にも…高度な文明をもった…「女系の一族」が。
心がざわざわとする。
霧島連山の火山が噴火した…。
きっと…「火山」…も…その「女系の一族」に…関係する…のだろう…。