機織姫を探して…

今、私はひとりの姫を探しています。 その姫と…私は伊豆の山ですれ違ったようです。 …それからいろいろなことがつながり始めました…

「月」と「水」の世界~「猪苗代」「会津」

前の記事は削除されていて、びっくりさせてしまったかもしれません。

私事の部分も多かったので、あまり長い間は公開しませんでした。

 

…でも、その記事に書いたことは…私がこのブログを書くきっかけとなった、伊豆山での「機織姫」との出会いの…その助走の部分だったのだと思っています。

 

尾張」と「伊豆や鎌倉の海」はきっと繋がっています。

案外「機織姫」も、「姑」や「夫の家族」に苦労していたのかもしれません(笑)

 

そういえば、頼朝の母は「尾張」の人でした…頼朝が「鎌倉」に幕府を開いたのもちゃんと意味があるような…。

そしてもしかしたら「鎌倉」という場所は…もっと古い時代にも…すでに開かれていた場所だったような気もします。

 

「龍」がヒントになるのでしょうね。

 

…突然ですが、最近の私の出来事として…「猪苗代」に感動しました。

一人になれる時間が一日だけあって…それならどこへ行こうか。急なこともあったので何も準備はなく…宿も空いているのかわからなかったのですけどいろんなところを探していて…でも、きっとこれでみつかるところは、今の私に何か必要な場所なのではないか…という予感もしながら…。

 

海をみるのもいいな。山の中もいいな。…そうして値段もそこそこに(笑)みつかったのが、「猪苗代湖」が眺められる宿でした。

 

裏磐梯はよくドライブに行ったり泊まったこともあるのですが、表磐梯は初めてでした。

…その日は天気もよく…木々をぬけて、信号もなくひたすら走る道は気持ちよく、牧場もあり、山も雄大で…そしてその宿も、山の中腹にあるので、猪苗代湖はもちろんのこと、そのまわりの自然もぐるっと会津の街まで180°眺められる素晴らしい景色でした。

 

そこで…着いた日は、ずっと何もせず、本を読んだり、刻々と変わっていく景色を眺めていました。

 

雨が遠くからゆっくりと近づいてくるのが見えます…やがてこの場所も雨になり…でもすぐに去っていって…また陽がさし…。その陽の色も、だんだんと夕焼けになり…。

 

…なんと気ままな、贅沢な時間!こんなの…何年ぶりでしょうね。本当に感謝です!(笑)

 

夕焼けも素敵でしたが…。

でももっと美しかったのは、夜。

 

…月明かりに照らされて、猪苗代湖「鏡」のようでした。

風もないので、穏やかにまあるく「湖」が浮かんでいるのです。

他は薄暗いので…「月」と「湖」の世界なのです。

 

ああ、なるほど…。これなんだ。

 

きっと、「乗鞍岳」の頂上の「池」も、「月山」の頂上の「池」も…月夜の晩はこんな穏やかで美しい景色なのでしょう。

 

「月」と「水」の世界…。

 

(あれ?もしかして…「鏡」って「月」の象徴なの?

 どこか「日」なのだと思っていたけど…。

 いや…「鏡」は「水」で…「月」と呼応する??

 …置いて…使うのかな?  …。)

 

静かな、静かな、時間でした。…部屋の明かりを消して、ずっと眺めていました。

 

次の日は、大内宿まで足をのばし(ここの高倉神社の「王三段」というところがとても気になりました!)、昭和村のカラムシ織りをみて帰ってきましたが…。

 

この旅は…きっとこの「月」と「水」の世界を…私に伝えるためだったのだと思っています。