不思議な夢
今日はちょっとまた別の話しを…。
不思議な夢ってみたことありますか?
私は…思い出すと、これまでの人生の中で2回あります。
一つ目は…大学時代。20歳頃のことでしょうか。
朝起きて授業に行こうと思ったんですが、なんだか身体がだるくて調子が出ないので「今日は休もう」とまた布団に入ったんです。
…そして眠り始めて…すると…急に布団の下からたくさんの手が出てきて(夢の中ですよ)びっくりして走り出したら追いかけられているんです。くわなどを持った農民に。走っていると目の前に額縁が出てきて、いろんな人の顔がパタンパタンと次々に出てくるんです。武士のようで、みんな男の人たち。その人たちはどうやら「自分の前世」のようなのです。やつれた顔の人も多く「あまりいい人生ではなかったのかな?」と自分の前世なのでよけいに気になりました(笑)
そして最後の額縁が…どうやらお坊さんなのです。「どこかでみたことがあるなぁ」と思いました。道元や親鸞のような宗教を開いた人のようなのですが…ちょっと線の細そうな感じで…でも思い出せません。その額縁もパタンと倒れると…急に目の前がまぶしく黄金色になったのです。観音様のような人が出てきて…びっくりして…そして目が覚めたのです。起きた後もそのまばゆさが残るくらいでした。本当に黄金色でしたよ。今でも思い出せます。
後にも先にもこんな夢はこの時だけですが…こんな夢もあるんだと、びっくりして、もう寝ていられなくなって大学の授業に向かったのですが、ちょうど出席を取る日だったので「セーフ」と安堵し、「きっとこのことを知らせるために私にあんな夢を見させたのかな?」と思ったりしたのですが(笑)
…でも気になったのが、あの最後の額縁の「宗教を開いた人」。誰なのだろうと気にかかりながら…でも特に調べることもなく時が過ぎていきました。
そして、夏休みに実家に戻ったときに、何気なく書棚にあった展覧会などの冊子を見ていたのです。パラパラめくっていると「あ、この人だ!」と、あの額縁の人とそっくりの人がいたのです。それは「空海」でした。するとあの観音様のような人は「大日如来」だったのでしょうか?
自分の前世を見ていたのだから…「空海」も?とは恐れ多くも思いませんが(笑)何か関係あるのかなとその夢を見て思いました。うちは真言宗ですし…。
でも今、こうして古代の歴史を調べるようになって、「機織姫」を探すようになって…なんとなくまだ「空海」のことがよくわからないのです。
「いい人」なのか「悪い人」なのか(笑)
「翠」と「朱」に関わる人だと思います。まぁ…まだ保留にしておきましょう(笑)
もう一つは…東日本大震災が起こる前のことです。
一ヶ月くらい前のことでしょうか…夢で「3月16日」という日付が出てきて、起きてもそのキーワードが頭から離れなかったのです。
「3月16日ってなんだろう?」とその日付がとても気になりました。
考えていると…「あ、もしかしてシラス漁の解禁日かも?」とひらめきました。私は鎌倉で食べる生シラスが大好きで、1月から禁漁に入っているので待ち遠しかったのです。「きっとそうだ!」と思って調べてみると、それは3月11日か12日頃で違っていました。「うーん、何だろう?」とても強い印象で「3月16日」という日付が頭に残ったのです。こんなことは後にも先にもありません。きっと何かがあると思って考えていましたが、しばらくして「ああ、そうだ!」と思いつきました。その日は、今制作している番組の打ち上げの日だったのです。出演者もみんな集まってお疲れ様会をする日でした。「なーんだ、そういうことだったのか」と思いしばらくは忘れてしまっていましたが…
…3月11日。あの大きな地震が起こり、私がいた東京も、ものすごく揺れました。
そして…原発のことが大きく取り上げられるようになって…そして…思い出しだのです。あの「3月16日」という夢のキーワードを。
「そうか…もしかしたら、あの3月16日という夢のキーワードは、今のこの状態のことを知らせていたのかもしれない…」とハッとしました。地震は3月11日に起こりましたが、私が見た夢は3月16日です。でもはずれたのではなく…きっとこれから何かが起こるのだろうと。「私がいる東京で、きっと、3月16日に何かが起こるのかもしれない」そう思いました。すると3月12日に原発が爆発し…3月15日には東京方面にも放射能が拡散しました。これらのことを「3月16日」という夢は私に教えてくれていたのだと思います。そしてもしかしたら「3月16日」にもっと大変なことが起こることだったのかもしれませんが、それは回避できたのかもしれません。とにかく、私の生命に関わる何かが起ころうとしていたのだろうと思います。それを夢が事前に教えてくれていた…。
きっとこれは私だけでなく…すべての人間が持っている予知能力なのではないかと思います。何か自分の生命の危機が起こるときは、きっと事前に何かで知らせてもらったり、何かで気づかされているように思います…。
…それをいつでも感じ取れるようにしておきたいですね。