「山」と「海」が交差するところ…
しばらく更新できなかったのですが、そうするとブログ内に勝手に「広告」が入ってくるらしく、
…なんとか頑張って書いてみます(笑)
先日、山形県沖で大きな地震がありました。温海や鶴岡の辺りが揺れましたが…
実はこの前のブログを書いた頃から、
取材や別の仕事でも、私は「温海」や「鶴岡」に行くことが多くなり、
そのことを書こうと思っていたところだったのです。
一つは…「山」にちなんだ取材をしている時に、すごい「鳥居」に出会ったのです。
それは、鎮守のお祭りの時だけ建てられるもので、
神社から神様をのせてやってくる神輿を迎え入れるための「鳥居」です。
昔は各家庭に作られていたそうなのですが…
それがなんと! 木でまず鳥居の形を作るのですが、
その後に、その上に葉っぱを被せていくのです。
山から採ってきた「杉の葉」をこれでもか!と巻き付けていきます。
出来上がりは、モジャモジャと、まるで「杉の葉のお化け」のように、そびえ立っています。
それを私も実際に見せてもらいましたが…すごいなと。
こんな「鳥居」があったのだと、驚きました!
その「鳥居」は、「山の神」を迎え入れるための「鳥居」でしたが、
この「鳥居」がなんと! 「海の名前」で呼ばれているのです。 それも不思議でした。
「山の神」と言っても… 熊野神社に祀られている神様なのですが…昔はどうだったのでしょう?
なぜその鳥居に「海の名前」がついているのか? なぜ「杉の葉」で覆うのか?
それについては、村の長老の方(この方はなんでもご存じなのですが…)にお聞きしても、
わからないとのことでした。
…でもそれを聞いた時、
なんとなく…この「鳥居」は、本当に大昔からあって…
なぜ「木の葉」で覆うのかもわからなくなるくらいの年月が経っているのではないかと…
「鳥居の原点」なのではないか! と、私には思えたのです。
「杉の葉」以外にも…子どもたちが神様を祀る祠は「さわらの葉」で覆っているそうで…
そのあたりも、とても興味深く思いました。
ここでは「山」と「海」が交差しています…。
それはちょうど、前回のブログ「海坂(うなさか)」を書いた時の、
その頃の取材のことだったので、
なおさら、何か繋がっていく感じがしたのです。
まだはっきりとは言えないのですが…この「鳥居」は…
何かの手がかりになるのでは?
と思っています…。
そして、それらの取材で行き来している間に、
道の途中でなぜか「気になる」場所があって…
でも仕事で急いでいるので、いつも通り過ぎていたのですが…
何度も通っていても、気になるので、
最後の帰りに、少し時間もあったので、寄ってみたのです。
すると、その奥には川が流れていて、
そこは「名水」にも選ばれているところで、
「滝」があり、小さな祠がありました。
そのご祭神は「阿陀加夜奴志多岐喜比賣命」というのです。
そういう「姫神」がいらっしゃるのですね。
「阿陀」「あた」「あたみ」「熱海」「あつみ」「温海」…
これも何か…繋がっていくと…
思うのです…。