『翡』は「赤」「雄」そして『翠』は「青」「雌」
「翡翠」ということばの中に…すでに「赤」と「青」があったのですね。
「翡翠」はカワセミ・ショウビン・ヤマセミなどを含むカワセミ科の鳥の総称。
「翡」は赤い羽、「翠」は青い羽を指しているとも、
「翡」はオス、「翠」はメスを指しているともいわれている。
そんな記述をみつけました。
そして、「翡翠」には緑色だけでなく…ピンクや薄紫、白、青、黒、黄、橙、赤橙…などいろんな色のものがあるのですね。
「赤い翡翠」というものもあって、鉄分の多いところでは表面が赤くなった翡翠が採れるそうです。
日本では「赤い翡翠」は採れないそうです。
日本では古代、翡翠のことは「瓊(ぬ)」「沼名玉」「青玉」と呼んでいたそうです。
カワセミのことは「翠鳥(ソニドリ)」。「蘇邇杼理」とも…。
…いつから「翡翠」と呼ばれる(書かれる)ようになったのだろう?
なんとなく…「赤」というのは、私には「渡来」してきたもののように思えてしまうのです。
『翡』は「赤」「雄」。 そして『翠』は「青」「雌」。
誰がそう意味づけたかはわかりませんが…その意味を知って…なるほどと思います。