機織姫を探して…

今、私はひとりの姫を探しています。 その姫と…私は伊豆の山ですれ違ったようです。 …それからいろいろなことがつながり始めました…

「富士山」と「九曜紋」そして「伊豆山」「富士山」「乗鞍」のつながり…

先日「能登」「乗鞍」を旅行して…その後の「鎌倉」へは…富士山の麓を通って帰りました。

 

昔、その辺りを私は取材したことがあって、“雨水は地中でろ過されてきれいな水となって循環している”ということを伝えるために「富士山」を舞台に番組をつくったことがありました。

 

「富士山」のまわりにはたくさんの湧き水があって、マスの養殖場などもあります。きれいな水の中でニジマスが泳いでいて、わさび田もあります。近くには白糸の滝もあって…懐かしくて思わず帰り道に寄ってしまいました。

降りていく階段などは昔よりも整備されていてきれいになっていましたね。

やっぱり美しい。

水の流れ落ちるところが昔より少し広がっていたように思います。…この伏流水のところを撮影するのに苦労した覚えがあります(笑)

 

…と、その当時は気づかなかったのですが、滝から駐車場に戻るときに「お鬢水」という場所がありました。滝の上の溶岩の窪みのところに水が湧き出しているところがあって、昔、源頼朝がその水にうつった姿を見て「鬢(耳際の髪)」を直したと言われているそうです。

とても静かで美しいところでした。こんなところがあったのですね。

そこには「真之御柱竜神」「磐長竜神」「木之花竜神」が祀られていましたが、「木之花竜神」は木之花咲耶姫、「磐長竜神」は磐長姫だと思いますが…「真之御柱竜神」とは?なんでしょう??

 

…そうやって富士山のまわりには、湧水がたくさんあって、富士五湖なども有名ですが

…その水辺を地図上でプロットしていくと…円ができるのです。

その中心は…もちろん「富士山」です。

 

そんな感じで当時私は番組をつくったのですが…今回の旅行で再びこの地を訪れたときに、それを思い出して…「あっ!」と気づいたのです。

 

これって…もしかして…「九曜紋」?

 

昼間の撮影が押してしまい、夜、宿に帰ってから慌てて撮影した…昼間行った水辺の場所を地図上にひとつひとつピンで刺していくと…円ができてきて…その中心は?とズームインすれば…大きな富士山!…その時の、そのピンの描いた形が、今ありありと目に浮かびます。

 

なるほど…もしかしたら「九曜紋」にはそのような意味もあるのかもしれませんね。

富士五湖は、昔は「富士八湖」だったのでしょうか?

 

「富士山」…だんだんと私の中の古代史観の中で、存在が大きくなってきています。

父母が晩年を富士山のみえる鎌倉で過ごすようになったのも…何か意味があるのかもしれません。

 

…そして、今回の旅を終えて…

「伊豆山」、「富士山」、「乗鞍」…これらは、繋がってくるのだと思っています。

 

萬幡豊秋津師比売命栲幡千千姫命)」とその父である「高皇産霊尊」。そして「五十猛命」…そのあたりが、「能登」「乗鞍」を旅してから、ぐるぐると私の頭の中をめぐっています…。